- シャドーイングでどんな教材を選べばいいかわからない…
- シャドーイングで無料で学習できる教材を教えて!
- シャドーイングのやり方も知りたい
独学でリスニング力を伸ばすためにはシャドーイングが必要です。在宅勤務をきっかけに、2割以上の人が英語学習を始めたいと思っているデータもあります。
≫「新型コロナウィルス感染拡大にともなう在宅勤務(テレワーク)中の英語学習」
一方で「シャドーイング教材が数多くありすぎて選べない……」と悩む方も少なくありません。適当に選んでしまうとシャドーイングの効果が薄れ、学習時間が無駄になってしまいます。
そこで本記事では、初心者から上級者までにおすすめのシャドーイング教材を紹介します。この記事を読めば、正しい教材を選び効率的にリスニング力をアップすることができます。
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シャドーイングとは音声の後を追って発音する練習
シャドーイングとは、聞こえてくる英語音声を1〜2語あとを影(シャドー)のように追いかけて発声するトレーニング方法のことです。
シャドーイングには次のような効果があります。詳細については»【外資系社員が語る】シャドーイングのやり方とコツを5つの手順で解説の記事で解説しています。
- リスニング力の向上
- 発音の改善
- 英語のリズム・イントネーションの改善
シャドーイングの教材選びのポイント
シャドーイングの教材を選ぶ際は以下の3つのポイントを意識してください。
- スクリプトつきの教材を選ぶ
- 興味・関心のある分野から選ぶ
- 30秒〜60秒の長さがおすすめ
スクリプトつきの教材を選ぶ
シャドーイングを行う際はスクリプト付きの教材を選んでください。スクリプトがあることで、どの発音が弱いのかを把握することができるからです。
スクリプトがないYouTube動画などを見る場合は、字幕機能を使ってください。
興味・関心のある分野から選ぶ
自分の関心があるトピックから教材を選ぶことが重要です。特に初心者は、興味を持てるわかりやすい教材から始めることをおすすめします。
シャドーイングを始めた初心者の中には、気合を入れすぎて、難しい教材を選ぶ人も。難しい教材を使用すると、挫折する可能性が高くなります。
≫シャドーイングのモチベーションが下がる原因と対策
30秒〜60秒の長さがおすすめ
シャドーイング教材は1つの教材でだいたい30秒〜60秒の長さで選びましょう。長すぎると英語の音を理解するのが難しくなるからです。
英語は単語どうしがつながると、音が変わります。例えば「get up」は「ゲット アップ」ではなく、「ゲダッ」と変化しますよね。
これを長い文章でやると大変です。短い教材であれば、何回も聞き直せるので挫折をせず練習できます。
»シャドーイングで重要な4つの音の変化
シャドーイングでは自分の音声を録音し、教材の音源と聴き比べることが重要。教材が長いほど復習が大変になるので、初心者の方ほど短時間の教材を選びましょう。
初心者向け
初心者向けのシャドーイング無料教材は以下のとおりです。
VOA GaribenTV - Shadow English
VOA(Voice of America)
VOA(Voice of America)はアメリカ国営のラジオ局。VOA Learning EnglishはVOAが英語学習社向けに作成したサイトです。
様々なニュースを題材に、単語・文法・リスニングなど幅広く学習教材を用意しています。特に初心者におすすめの理由は以下のとおりです。
- 様々な分野に関する教材がある
- 単語レベルが平易
- 音声スピードがゆっくりめ
Gariben TV(YouTube)
Gariben TVは実際のスピーチ・英会話・雑談などを英語教材として提供しています。以下の点が使いやすいと感じる理由です。
- 字幕でスクリプトが確認できる
- 日本語訳がついており、意味が理解しやすい
Shadow English
初級者向け最後の教材は、筆者が運営するYouTubeチャンネルとなります。
短い英語フレーズを、10〜30回練習できる「ワンフレーズシャドーイング」を用意しています。スティーブ・ジョブズやエマワトソンなど著名人のスピーチや、ネイティブ英会話などが題材です。
以下のように練習すると、英語フレーズが定着してリスニング力が上がります。
- 通常スピードで聞く
- 英語字幕を見ながら発音する
- 再生速度を「0.75」あるいは「0.5」にする
中級者向け
中級者向けにおすすめのシャドーイング無料教材は以下のとおりです。
- BBCLearnEnglish
- DailyNewsArticle
- イングリッシュブートキャンプ
BBC Learn English
イギリス国営放送BBCが提供する英語学習者向けサイトです。ニュース教材だけでなく、単語・文法・発音などの基礎事項や、ビジネス・子供向け教材など多種多様な教材が揃っています。
Daily News Article
老舗オンライン英会話Rarejob社が提供するニュース教材です。スクリプトだけでなく、模範音声もついています。
音源の長さも30秒〜2分程度とシャドーイング練習に丁度いいので、1テーマを3〜4日間繰り返し練習するといいでしょう。
イングリッシュブートキャンプ(YouTube)
映画やニュースなどの教材を扱うYouTubeチャンネルです。イングリッシュブートキャンプがおすすめな理由は以下のとおりです。
- 教材に映画やスピーチを使用
- 強調する部分がわかりやすい
- 何度も繰り返し練習できる
上級者向け
上級者向けのシャドーイング教材は以下のとおりです。
- TEDTALKS
- BBCNews
- VoiceTube
TED TALKS
著名人などのプレゼンがスクリプト付きで楽しめます。TED TALKSは、以下のような豊富な分野が揃っているので、興味のある分野から選んでください。
- 語学
- ビジネス
- 自己啓発
- 科学
- 歴史
- 芸術
- テクノロジー
教材の長さは30秒から60秒がおすすめ
シャドーイングで使用する教材は30秒から60秒がおすすめ。シャドーイングでは、音源通りに再現することを目指します。2,3分以上ある教材を選んでしまうと、音源の再現が難しくなり効果が薄れます。
例えば、3分程度のYouTube動画であれば6回(3分÷30秒=6回)にわけるという形です。
BBC News
英国国営放送BBCの公式YouTubeチャンネルです。時事ネタが1分〜3分程度でまとめられているので、時事問題・国際問題の勉強にもなります。
リーディングを鍛えたいのであれば、BBC Newsの公式サイトがおすすめ。地域・分野別にカテゴリーが分けられており、興味・関心のある分野にすぐアクセスできるのがメリットです。
VoiceTube
VoiceTubeは様々なジャンルの動画が一覧としてまとめられたポータルサイト。英語学習者のレベル別に以下のようなジャンルの動画が楽しめます。
- ビジネス・経済
- 英語
- 映画・ドラマ
- 音楽
- アニメ
- ニュース
- キッズ
- 旅行
- 雑学
- 自己成長
動画を開くと右側に英語スクリプトと日本語訳がついています。単語の意味を調べる手間が省けるので、スキマ時間に手軽にシャドーイング学習ができます。
シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングの正しいやり方は以下の手順です。
- 教材を選択する
- スクリプトを見ながらリスニング
- オーバーラッピング
- 録音を聞く①
- シャドーイング
- 録音を聞く②
- シャドーイングを繰り返す
シャドーイングのやり方については、別記事でも解説しています。
≫シャドーイングの正しいやり方やコツを徹底解説!【5つの手順】
シャドーイング無料教材でリスニング力をUPしよう
シャドーイングは教材選びが非常に重要です。現在は動画サイトの普及もあり、無料教材で十分に学習が可能です。以下のポイントを参考に自分にあった教材を選んでください!
- スクリプトつきの教材を選ぶ
- 興味・関心のある分野から選ぶ
- 30秒〜60秒の長さがおすすめ
シャドーイングは、独学よりも第三者からのフィードバックを受ける方が圧倒的に効果的です。
5つの手順でマスター!
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